16日:音沙汰なし。電車に乗ってぶらぶらして帰ってきた。
17日:音沙汰なし。バシュラール『空間の詩学』を買ってきたのだが、もっと慎重に考えて買い物をすべきだったと反省する結果になった。というのも、バシュラールにとって夢想とは観察記述の所与の対象であって、その可能性を議論するようなものではないらしいのである。序論を読み終えて本文を少し読んだところで当てが外れたことに気づいた。いや、むしろ題名どおりの内容が展開されているのだから、下手な期待を込めた私が悪いのだが。
次はどうしよう。本格的にニーチェを読むべきだろうか。
アメリカがイランとの戦争に軍艦を出せと言ってきたらしい。言わぬことではない。アメリカの大義のない戦争に日本が戦力を出す謂れはないのだが、高市政権がノーと言えるかどうか、いやそもそも言おうとするかどうか、心配である。
書き物もプログラミングも、何故に、という点が欠けていると、あるいは何故にという点を強く感じられないと、活動として続かない。ここ最近の私は従来にも況してこの点が欠如しているようなのだ。これは精神状態の問題だろうか? 単に今は調子が悪いというだけなのだろうか?
頭痛がひどく一日中寝ていた。寝ながら«Неуловимые мстители»を久々に観た。ロシア内戦時代を舞台にしたいわゆる東部劇で、白軍(黒軍か?)を相手に少年少女が馬に乗って大活躍する話。恐らく子供向け映画なのだが、なかなか面白いのだ。
頭痛が収まったのでウェブサイトを軽く改修する。各エントリをルートパス直下に出力するように変更。タグページを自動生成させたかったのだが、ページネーションをネストすることは11tyの制約でできないらしい。
明日吉報のあることを願いつつ寝よう。
待ちぼうけの上にやる気も出ないときた。料理して、散歩して、料理の仕上げをする。暇で仕方がない。退屈の苦痛ほど意味の薄い苦痛もなかろう。
鶏手羽元の照り煮。昨日は塩鮭。このままでは日記が献立表になってしまうぞ。
待ちぼうけ。カラオケに行く。この頃カラオケをしても前ほど気分よく歌えない。行ったのか行かなかったのかよくわからない気分で帰ってきた。
最近ドゥルーズのニーチェ選集(湯浅訳)を一通り読み終えた。(初期)ニーチェにおいては、夢と陶酔とが、アポロン的なものとディオニュソス的なものとして対置される。この議論の引用は紙幅の都合で省略されており、私は『悲劇の誕生』を読まねばなるまい。が、ディオニュソス偏重のニーチェから距離を取るには、アポロン的なものないし両者の止揚について考えるべきではないかと現時点では思われる。ニヒリズムの最終段階の一歩手前で立ち止まること。議論の上で繋げられないか。
ニーチェは問題領域の近さにもかかわらず読んでこなかったのだが、これが悔やまれる。私がニヒリズムについて考えていることの100%は彼の思想に収まってしまうに違いない。
日曜日までは何も考えたくない一心で早く寝ることのみに専心し、昨日月曜日からは早く連絡が来ないものかと焦りながら過ごしている。
ocamllexを使ってインデントベースの構文を解析する方法がわかった。今日はこれだけ。
5日。
今朝の夢は、人格の宿り始めたAIの研究に嫌気が差した研究者たちが、大木に育つ鉱物の研究に転向する夢だった。意味がわからない。
13時近い。散歩でも行こう。
ひたすらに散歩だけして、疲れたのでバスに乗って池袋へ行き、買いもしない本を眺めて帰ってきた。
気分が落ち着かず、21時過ぎには寝たと思う。
6日。6時頃に目が覚める。早寝であってもこの時間に目覚めるのは珍しい。9時頃散歩に出て夕飯の買い物をして帰ってくる。昼は炒飯。
やることもないのでインタプリタ製作のための調査をする。OCamlはツーリングと言語さえ慣れてしまえば最適に思われるがハードルも高い。Rustはコードそのものには慣れているが構文解析は妥協する必要がある。Bison+Rustの構成を試してみるがFFI境界のコードを書くのが非常に面倒だ。いっそCで書くべきなのだろうか。あるいはGObjectか。
スパゲティ・ミートソースを作る。余ったソースは明日の朝食だ。
緊張するマターがあり、そわそわしている。昼12時。そろそろ外出といこうじゃないか。
用事を終えて帰宅。16時。もう疲れた。今すぐ明日になって欲しい。
今朝方夢を見た。
商売上がったりの電気技術者がぼやく。「近頃誰も電気をありがたがりやしない」
私は言う。「そんなことで嘆いているような電気技術者なんて、哲学者が、哲学がありがたがられないと言って泣くようなものだ」
彼はこちらを睨みつけると、建物のブレーカを落とした。
そこで暮らしているらしい私にとって、ブレーカが活きていることは重要な関心事だったようだ。カッとなった私は彼の胸ぐらを引っ掴んで言った。
「哲学がないっていうのは、道理も道徳もないってのは、こういうことなんだぞ!」
私は彼の顔を引き寄せ、右足を思い切り左上へ蹴り上げ──
バァン!
ベッドで眠っている私の右足の踵が、作業机の上面を叩きつける音で、私は目が覚めた。